事業会社Aは、証券会社Bに委託して国債先物額面100百万円を単価90円で買建て、委託証拠金として3百万円をB社に差入れた。B社も同時に自己取引として同一の先物を買建て、取引証拠金として、委託取引につきA社からの委託証拠金のうち2百万円、自己取引につき2百万円、合計4百万円を取引所に差入れた。
当該先物の価格は、決算時に95円に上昇した。その後、相場の変動がなく95円で反対売買による差金決済を行った。(なお、手数料及び税金は考慮外としている。〔設例2〕において同じ)
A社(事業会社)の処理 |
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B社(証券会社)の処理 |
(1)決済基準による場合
@契約時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
先物取引差入証拠金 |
3 |
現金 |
3 |
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(1)決済基準による場合
@契約時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
3 |
先物取引受入証拠金 |
3 |
先物取引差入証拠金 |
4 |
現金 |
4 |
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A先物相場の変動時(又は決算時)
値洗差金についての会計処理は行わない。
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A先物相場の変動時(又は決算時)
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
10 |
先物取引差金 |
10 |
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B反対売買による決済時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
8 |
先物取引差入証拠金 |
3 |
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先物利益 |
5 |
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B反対売買による決済時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
4 |
先物取引差入証拠金 |
4 |
先物取引受入証拠金 |
3 |
現金 |
8 |
先物取引差金 |
10 |
先物利益 |
5 |
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(2)値洗基準による場合
@契約時
決済基準の場合と同様に処理する。
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(2)値洗基準による場合
@契約時
決済基準の場合と同様に処理する。
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A先物相場の変動時(又は決算時)
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
先物取引差金 |
5 |
先物利益 |
5 |
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A先物相場の変動時(又は決算時)
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
10 |
先物取引差金 |
5 |
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先物利益 |
5 |
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B反対売買による決済時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
8 |
先物取引差入証拠金 |
3 |
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先物取引差金 |
5 |
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B反対売買による決済時
借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
現金 |
4 |
先物取引差入証拠金 |
4 |
先物取引受入証拠金 |
3 |
現金 |
8 |
先物取引差金 |
5 |
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