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株主資本等変動計算書

1 株主資本等変動計算書とは

株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するものである。

2 表示区分

株主資本等変動計算書の表示区分は、貸借対照表の純資産の部の表示に従う。

表示区分について「会社計算規則 第四章 株主資本等変動計算書等」では次のように規定している。

(1) 株主資本等変動計算書

┌株主資本────┬資本金

│        │

│        ├新株式申込証拠金

│        │

│        ├資本剰余金──────┬資本準備金

│        │            │

│        │            └その他資本剰余金

│        │

│        ├利益剰余金──────┬利益準備金

│        │            │

│        │            └その他利益剰余金

│        │

│        ├自己株式

│        │

│        └自己株式申込証拠金

├評価・換算差額等┬その他有価証券評価差額金

│        │

│        ├繰越ヘッジ損益

│        │

│        ├土地再評価差額金

│        │

│        └為替換算調整勘定

└新株予約権

 

(2) 連結株主資本等変動計算書

┌株主資本────┬資本金

│        │

│        ├新株式申込証拠金

│        │

│        ├資本剰余金

│        │

│        ├利益剰余金

│        │

│        ├自己株式

│        │

│        └自己株式申込証拠金

├評価・換算差額等┬その他有価証券評価差額金

│        │

│        ├繰越ヘッジ損益

│        │

│        ├土地再評価差額金

│        │

│        └為替換算調整勘定

├新株予約権

└小数株主持分

 

3 表示方法

(1) 株主資本等変動計算書に表示される各項目の前期末残高及び当期末残高は、前期及び当期の貸借対照表の純資産の部における各項目の期末残高と整合したものでなければならない。

(2) 貸借対照表の純資産の部における株主資本の各項目は、前期末残高、当期変動額及び当期末残高に区分し、当期変動額は変動事由ごとにその金額を表示する。

(3) 連結損益計算書の当期純利益(又は当期純損失)は、連結株主資本等変動計算書において利益剰余金の変動事由として表示する。また、個別損益計算書の当期純利益(又は当期純損失)は、個別株主資本等変動計算書においてその他利益剰余金又はその内訳科目である繰越利益剰余金の変動事由として表示する。

(4) 貸借対照表の純資産の部における株主資本以外の各項目は、前期末残高、当期変動額及び当期末残高に区分し、当期変動額は純額で表示する。ただし、当期変動額について主な変動事由ごとにその金額を表示(注記による開示を含む。)することができる。

4 注記事項

株主資本等変動計算書には、次に掲げる事項を注記する。

(1) 連結株主資本等変動計算書の注記事項

@ 発行済株式の種類及び総数に関する事項

A 自己株式の種類及び株式数に関する事項

B 新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

C 配当に関する事項

(2) 個別株主資本等変動計算書の注記事項

自己株式の種類及び株式数に関する事項

なお、個別株主資本等変動計算書には、上記の事項に加え、(1)@、B及びCに準ずる事項を注記することを妨げない。

また、連結財務諸表を作成しない会社においては、(2)の事項に代えて、(1)に準ずる事項を個別株主資本等変動計算書に注記する。

5 中間株主資本等変動計算書

中間連結株主資本等変動計算書及び中間個別株主資本等変動計算書は、株主資本等変動計算書に準じて作成する。

6 参考資料

株主資本等変動計算書に関する会計基準

貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準

会社計算規則 第百二十七条(株主資本等変動計算書等)

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