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前渡金

1 前渡金とは

前渡金とは、商品・原材料等の購入のための前渡金をいう。ただし、破産債権、再生債権、更生債権その他これらに準ずる債権で1年内に回収されないことが明らかなものを除く。

上記前渡金には、製品の外注加工のための前渡金を含むものとする。

参考:財務諸表等規則第15条第11号、財務諸表等規則ガイドライン15-11

2 仕訳例

(1) 前渡金の計上

商品の仕入契約に際し、100,000円の手付金を送金し、振込手数料840円(内消費税40円)とともに当座預金から支払った。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

前渡金

100,000

当座預金

100,840

銀行手数料

800

   

仮払消費税等

40

   

 

(2) 前渡金の精算

上記(1)の契約による商品1,000,000円が納入され検収した。前渡金100,000円を精算した残金は一ヵ月後支払予定。なお、商品の仕入れは仕入勘定で処理する。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

仕入

1,000,000

買掛金

950,000

仮払消費税等

50,000

前渡金

100,000

 


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