未払金

未払金

１　未払金とは

未払金とは、通常の取引（当該会社の事業目的のための営業活動において、経常的に又は短期間に循環して発生する取引をいう。）から発生する未払金で、一般の取引慣行として発生後短期間に支払われるものをいう。

広告料、販売手数料、売上割戻金等の未払額（ただし、未払費用に属するものを除く。）は、上記未払金に属するものとする。

参考：財務諸表等規則第47条第5号、財務諸表等規則ガイドライン47-5

２　仕訳例目次

(1) 固定資産購入代金の未払金計上・精算

事業用の貨物車2,625,000円（内消費税125,000円）を購入し、代金は１ヶ月後の支払とした。

上記の未払金2,625,000円を当座預金から支払った。

(2) 未払配当金の計上・精算

株主総会において、繰越利益剰余金から2,000,000円の株主配当を実施することが決議された。

上記の配当金を銀行振り込みにて支払った。銀行振込手数料42,000円（内消費税2,000円）とともに2,042,000円を当座預金から支払った。

(3) 未決済手形金の計上・清算

支払手形10,000,000円の決済期日が到来したが、期日に預金から引き落としがなかった。調査の結果、手形所持人が取立を忘れたことが判明した。

上記の支払手形10,000,000円を手形所持人が持参してきたので、小切手を振出して手形代金を支払った。

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