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預り金

1 預り金とは

預り金とは、他人からの金銭の受け入れで、後日、預かった者又は第三者対して支払うべきもので、その返済期限が決算日の翌日から起算して1年以内のものをいう。(1年を超えるものは長期預り金勘定で処理する。)

ただし、役員又は従業員から預り金で、源泉徴収した所得税等はこの預り金に含むが、その他ものは役員預り金、従業員預り金の勘定科目を用いる。

参考:財務諸表等規則第49条、財務諸表等規則ガイドライン49-1-7

2 仕訳例

(1) 一般の預り金

売掛金の回収として1,000,000円の入金が当座預金あったが、同社に対する売掛金は800,000円であり、200,000円が過剰に入金したことが判明し後日返却することとした。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

当座預金

1,000,000

売掛金

800,000

 

 

預り金

200,000

 

(2) 一般の預り金精算

上記(1)の預り金を当座預金から払い出して返却した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

預り金

200,000

当座預金

200,000

 

(3) 源泉徴収所得税等の預り金

当月の給与を支払った。給与支給総額20,000,000円、源泉徴収所得税・社会保険料等給与から控除した金額4,000,000円、差引支給額16,000,000円及び給料振込手数料42,000円(内消費税2,000円)を当座預金から引き出して支払った。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

従業員給与

20,000,000

預り金

4,000,000

銀行手数料

40,000

当座預金

16,042,000

仮払消費税等

2,000

 

 

 

(4) 源泉徴収所得税等の精算

上記(3)で預かった源泉徴収所得税等2,000,000円を当座預金から納付した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

預り金

2,000,000

当座預金

2,000,000

 

(5) 社内預金の受入

社内預金制度を設けており、従業員から現金で500,000円を受け入れた。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

現金

500,000

従業員預り金

500,000

 

(6) 社内預金の払出

従業員からの要請で、社内預金から300,000円を現金で払い出した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

従業員預り金

300,000

現金

300,000

 


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