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前受収益

1 前受収益とは

前受収益とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を行う場合、いまだ提供していない役務に対し支払を受けた対価をいう。従って、このような役務に対する対価は、時間の経過とともに次期以降の収益となるものであるから、これを当期の損益計算書から除去するとともに貸借対照表の負債の部に計上しなければならない。また、前受収益は、かかる役務提供契約以外の契約等による前受金とは区別しなければならない。

参考:企業会計原則注解5(2)

2 仕訳例

(1) 前受家賃の計上

決算にあたり、翌月分の家賃収入600,000円を前受収益へ振り替えた。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

受取家賃

600,000

前受収益

600,000

 

(2) 前受家賃の精算

上記(1)で計上した前受家賃を期首に受取家賃に振り戻した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

前受家賃

600,000

受取家賃

600,000

 

(3) 前受利息の計上

決算にあたり、翌期の負担に属する利息500,000円を前受収益へ振り替えた。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

受取利息

500,000

前受収益

600,000

 

(4) 前受利息の精算

上記(1)で計上した前受利息を期首に受取利息に振り戻した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

前受収益

500,000

受取利息

500,000

 


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