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賞与引当金

1 賞与引当金とは

就業規則や労働協約書などで支給が定められている場合、当期の負担に属する金額を賞与引当金として計上する。

なお、賞与支給金額が支給対象期間に対応して算定されているかどうか、賞与支給金額が確定しているかどうかにより次のように処理する。

(1) 未払費用での処理

賞与支給額が賞与支給対象期間に基づいて算定されて金額から確定している場合 。

(2) 未払金での処理

賞与支給額が支給対象期間以外の基準に基づき算定され、金額が確定している場合 。

(3) 賞与引当金での処理

賞与支給額が賞与支給対象期間に基づいて算定され、支給金額を見積り計上した場合 。

なお、引当金とは、企業会計原則注解18において、「将来の特定の費用又は損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、当期の負担に属する金額を当期の費用又は損失として引当金に繰入れ、当該引当金の残高を貸借対照表の負債の部又は資産の部に記載するものとする。 」と規定している。

2 仕訳例

(1) 賞与引当金の計上

労働協約に基づき当期の負担に属する賞与の支給額50,000,000円を見積り計上した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

賞与引当金繰入額

50,000,000

賞与引当金

50,000,000

 

(2) 賞与引当金の精算

上記(1)で見積り計上した賞与を支給した。確定した支給額は51,000,000円であり、源泉所得税5,000,000円を控除した46,000,000円を支給し、銀行振込手数料42,000円(内消費税2,000円)とともに46,042,000円を当座預金から支払った。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

賞与引当金

50,000,000

預り金

5,000,000

賞与

1,000,000

当座預金

46,042,000

銀行手数料

40,000

 

 

仮払消費税等

2,000

   

 


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