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売上原価

1 売上原価とは

売上原価とは、売上高に対応する商品等の仕入原価又は製造原価である。

簿記上、商品の売買取引は総記法、分記法、三分法などの処理方法がある。

・総記法は、商品を仕入れたとき、その仕入原価を商品勘定の借方に記帳し、販売したときに、その売価を商品勘定の貸方に記帳する方法である。 決算では、商品売買損益又は売上原価を別途算定し、商品勘定から振り替える。この方法では決算処理を行うまでは、商品勘定の残高は手許有高を表さないという欠点がある。

・分記法は、商品を仕入れたとき、仕入原価を商品勘定の借方に記帳し、販売したときに、販売した商品の仕入原価を貸方に記帳する方法である、従って商品勘定の 残高は、常に商品の手許有高が表示される。この方法は販売の都度、商品の仕入原価を調べ、売買損益を計算して記帳しなければならず、商品の種類が多く、売買取引の回数が多い場合には不便である。

・三分法は、商品売買の記帳を繰越商品、仕入、売上の勘定を用いて処理する方法である。繰越商品は期末在庫(期首在庫)を表す勘定科目であり、決算時に期首と期末の在庫を洗い替え処理する。仕入勘定は、当期の仕入原価、売上勘定は当期の売上高を表す。 決算では、仕入勘定で売上原価を算定し、損益勘定に振り替える方法と、仕入勘定で売上原価を算定し、売上原価勘定に振り替える方法がある。

2 売上原価の表示

売上原価の表示は、商業の場合には、期首商品たな卸高に当期商品仕入高を加え、これから期末商品たな卸高を控除する形式で表示し、製造工業の場合には、期首製品たな卸高に当期製品製造原価を加え、これから期末製品たな卸高を控除する形式で表示する。

参考:企業会計原則 損益計算書原則三C


INDEX

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売上原価

三分法による売上原価

個別原価計算による売上原価

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