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のれん(営業権)

1 のれんとは

のれんとは、被取得企業又は取得した事業の取得原価が、取得した資産及び引受けた負債に配分された純額を超過する額をいい、不足する額は負ののれんという。

のれんは、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却する。ただし、のれんの金額に重要性が乏しい場合には、当該のれんが生じた事業年度の費用として処理することができる。

また、負ののれんは、20年以内の取得の実態に基づいた適切な期間で規則的に償却する。ただし、負ののれんの金額に重要性が乏しい場合には、当該負ののれんが生じた事業年度の利益として処理することができる。

参考:企業結合に係る会計基準 二−8、三−2 (4) (5)

2 仕訳例

(1) 事業の譲受けによるのれんの計上

A社の営業すべてを5,000,000円(消費税込み)で譲り受け、代金は小切手を振出して支払った。引き継いだ資産・負債は、商品2,000,000円、建物3,000,000円、備品1,000,000、借入金4,000,000円である。なお、消費税は5%とする。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

商品

1,904,762

借入金

4,000,000

建物

2,857,143

当座預金

5,000,000

備品

952,381

 

 

のれん

2,857,143

 

 

仮払消費税等

428,571

 

 

 

(2) のれんの償却

上記(1)ののれんを20年の定額法で償却した。なお、便宜上事業の譲受は期首に行ったものとする。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

のれん償却費

142,857

のれん

142,857

のれん償却額:2,857,143円÷20年×1年=142,857円

 


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