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役員、親会社、子会社からの借入・弁済

1 役員、親会社、子会社からの借入金区分表示

債務のうち、役員等企業の内部の者に対するものと親会社又は子会社に対するものは、特別の科目を設けて区別して表示し、又は注記の方法によりその内容を明瞭に示さなければならない。

2 仕訳例

(1) 役員からの借入金

一時的な資金不足のため、取締役から1,000,000円の借入れを行い、当座預金に入金した。返済は3ヵ月後元利一括返済、利息は5,000円である。借入金は当座預金に入金。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

当座預金

1,000,000

役員短期借入金

1,000,000

 

(2) 役員からの借入金弁済

上記(1)の借入金を当座預金から期日に元利一括弁済した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

役員短期借入金

1,000,000

当座預金

1,005,000

支払利息

5,000

 

 

 

(3) 親会社からの借入金

運転資金が不足したので、親会社から10,000,000円の借入れを実施し、当座預金に入金した。返済は6ヵ月後元利一括返済、利息は100,000円である。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

当座預金

10,000,000

親会社短期借入金

1,000,000

 

(4) 親会社からの借入金弁済

上記(3)の借入金を 弁済期日に親会社に対する売掛金と相殺した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

親会社短期借入金

10,000,000

売掛金

10,100,000

支払利息

100,000

 

 

 


INDEX

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