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資本準備金

1 資本準備金とは

資本準備金とは、設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込又は給付をした財産の額から資本金として計上しないこととした額等、会社法第445条により資本準備金として計上しなければならないものである。

参考:会社法第445条

2 仕訳例

(1) 株式払込剰余金の発生

払込期日に新株式申込証拠金20,000,000円を資本に組み入れる処理をした。なお、資本金に組み入れない額を1/2とした。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

新株申込証拠金

20,000,000

資本金

10,000,000

 

 

資本準備金

10,000,000

払込み又は給付に係る額の2分の1を超えない額は、資本金として計上しないことができる。(会社法第445条)

 

(2) 資本準備金の取崩

株主総会の決議により、資本準備金20,000,000円を取り崩した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

資本準備金

20,000,000

その他資本剰余金

20,000,000

 

(3) 資本準備金及び利益準備金の繰入による増資

株主総会の決議により、資本準備金30,000,000円、利益準備金20,000,000円を資本に組み入れることによる無償増資を行った。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

資本準備金

30,000,000

資本金

50,000,000

利益準備金

20,000,000

 

 

 


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