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外貨建有価証券の会計処理

1 外貨建有価証券とは

外貨建有価証券とは外国通貨により表示されている有価証券をいう。

取得価額は、取引発生時の為替相場により円換算を行い、原則として購入対価に手数料等の付随費用を加算する。ただし、為替予約等が付されヘッジ会計の要件を満たす場合には、予約金額により記録することができる。

また、売買目的の外貨建有価証券は時価をもって貸借対照表価額とし、評価差額は当期の損益として処理する。

外貨建取引は取引発生時の為替相場により円換算を行い、期末に保有する外貨預金は期末日の為替相場で円換算を行う。

詳細は「外貨建取引等会計処理基準」を参照。

2 仕訳例

(1) 取得

売買目的で米国上場株式を購入した。1株10ドル 株式数2,000株、購入価格2,360,000円を当座預金から支払った。 なお、証券会社等の手数料は省略してある。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

売買目的有価証券

2,360,000

当座預金

2,360,000

 

(2) 期末評価

上記(1)で取得した株式の期末日現在の時価は1株9ドルである。また、期末日の為替相場は1ドル120円である。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

有価証券評価損

200,000

売買目的有価証券

200,000

 

(3) 売却

上記(1)で取得した株式を売却した。売却価額は1株9.5ドル、売却代金2,261,000円は当座預金に入金した。なお、売却日の為替相場は1ドル119円である。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

当座預金

2,261,000

売買目的有価証券

2,160,000

 

 

有価証券売却益

101,000

 


INDEX

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売買目的有価証券

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