1 製品とは
製品とは、工業、鉱業その他商業以外の事業を営む会社が販売の目的をもって所有する製造品その他の生産品であって、当該企業の営業主目的に係るものをいう。
商業を営む会社で製造部門をもつものがその製造する物品を販売の目的をもって所有する場合は、当該物品を製品とすることができるものとする。
参考:財務諸表等規則ガイドライン15-6-1、15-6-2
2 仕訳例(本設例では個別原価計算による処理を示している。)
(1) 製品の完成
製造指図書番号××の製品(製造原価は5,000,000円)が完成し入庫した。製造原価はすべて仕掛品からの払出である。
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借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
製品 |
5,000,000 |
仕掛品 |
5,000,000 |
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(2) 製品の販売
販売価額5,250,000円(内消費税250,000円)の製品を掛けで販売した。同製品の製造原価3,000,000円である。
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借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
売掛金 |
5,250,000 |
売上高 |
5,000,000 |
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仮受消費税等 |
250,000 |
売上原価 |
3,000,000 |
製品 |
3,000,000 |
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(3) 製品の強制評価減
当期末に保有する製品のうち1,000,000円は流行遅れから時価が著しく下落し、今後回復の見込はない。製品の時価は400,000円である。
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借方 |
貸方 |
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
製品評価損 |
600,000 |
製品 |
600,000 |
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INDEX
■仕訳処理目次
■棚卸資産
■商品
■製品
■半製品
■原料及び材料
■仕掛品
■貯蔵品
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