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試用販売

1 試用販売の収益計上

試用販売とは、買い手の買取意思表示が明確でない段階で商品や製品の引渡しを行い、買い手が買取りの意思を表示することによって売上が実現する販売形態をいう。よって買取の意思表示があるまでは商品または製品勘定から試用品勘定に振替ておく。

参考:企業会計原則注解 注6(2)

2 仕訳例

(1) 試用の実行時

商品試用の申し入れがあったので、原価1,000,000円の商品を送付した。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

試用品

1,000,000

商品

1,000,000

 

(2) 買取の意思表示

上記試用品について、買い取る旨の連絡を受けた。売上金額は1,575,000円(内消費税75,000円)で代金は掛けとした。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

売掛金

1,575,000

売上高

1,500,000

 

 

仮受消費税等

75,000

売上原価

1,000,000

試用品

1,000,000

 

(3) 試用品の返品

上記試用品について、買い取る意思はないとのことで商店が返品された。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

商品

1,000,000

試用品

1,000,000

試用品について返品を受けたことにより、商品に減耗が生じ通常の売上高で販売できないような場合は、評価損を計上する。

 


INDEX

仕訳処理目次

売上高

通常の売上

外貨建売上

割賦販売

委託販売

試用販売

予約販売

延払条件付販売

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売上値引

売上割戻

売上戻り

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