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１ 現金過不足の処理
時として、手許の現金残高と帳簿残高が相違する場合がある。その原因を調査しても分からないときは、一旦、過不足額を
「現金過不足勘定」に仕訳をしておき、原因が判明した時点で正しい勘定科目に振替処理をする。
期末に至ってもその内容が分からない場合は、「雑収入」又は「雑損失」として処理する。
２ 仕訳例
(1) 現金残高と帳簿残高を照合した結果、現金20,000円が不足しており、その原因は不明である。
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借方 |
貸方 |
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勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
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現金過不足 |
20,000 |
現金 |
20,000 |
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(2) 現金の不足20,000円のうち、10,000円は旅費仮払金の記帳もれであることが判明した。
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借方 |
貸方 |
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勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
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仮払金 |
10,000 |
現金過不足 |
10,000 |
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(3) 現金不足10,000円は期末に至るもその原因が判明しなかった。
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借方 |
貸方 |
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勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
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雑損 |
10,000 |
現金過不足 |
10,000 |
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INDEX
■仕訳処理目次
■現金
■現金の受入・払出
■通貨代用証券の受入・換金
■外国通貨の受入・払出・期末評価
■内容が不明の現金
■現金の過不足処理
■現金の盗難
■小口現金制度
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