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関連会社株式

1 関連会社株式とは

関連会社株式とは株式の所有者からみて、当該会社の議決権の20%以上を所有(子会社となる場合を除く)しており、取引等の関係を通じて重要な影響を与えることが出来る当該会社の株式をいう。

2 関連会社株式の会計処理

関連会社株式は、取得原価をもって貸借対照表価額とする。

時価が著しく下落した場合の処理

@ 時価が著しく下落したときは、回復する見込があると認められる場合を除き、時価をもって貸借対照表価額とし、評価差額は当期の損失として処理しなければならない。

A 市場価格のない株式については、発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは、相当の減額をなし、評価差額は当期の損失として処理しなければならない。

B 上記の場合には、当該時価及び実質価額を翌期首の取得原価とする。

参考:財務諸表等規則第8条、金融商品に関する会計基準第17項、第20項〜第23項

3 仕訳例

(1) 取得時

A社の発行済株式の20%(40,000株)を取得し関連会社とした。株式の取得価額は20,000,000円(単価500円)で、代金は小切手を振出して支払った。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

関連会社株式

20,000,000

当座預金

20,000,000

 

(1) 時価が著しく下落した場合の期末評価

@市場価格のある場合

上記(1)で取得した関連会社株式の時価は1株当たり200円であり、当分回復する見込がない。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

関連会社株式評価損

12,000,000

子会社株式

12,000,000

 

A市場価額がない場合

上記(1)で取得した関連会社は業績不振により資産状態が悪化し、1株当たりり純資産額が200円となり当分の間回復する見込がない。

 

借方

貸方

勘定科目

金額

勘定科目

金額

関連会社株式評価損

12,000,000

子会社株式

12,000,000

 


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